車のローンがあると住宅ローン審査に影響しますか?

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車を現金一括で購入する方は、今やかなり少なくなってきているのではないでしょうか?

マイカーローンも充実していますし、残価設定型の購入方法などの種類も増えてきています。

 

そこで疑問になるのが、

車のローンがあると住宅ローン審査に影響するのか?

ということです。

 

結論からお伝えすると「大いに影響を与えます!」。

 

本コラムでは、車のローンが住宅ローンに与える影響とその対策についてお伝えします。

 

■車のローンも返済負担率に影響を与える

上述した通り、車のローン(いわゆるマイカーローン)は、住宅ローン審査で重視され、審査結果に影響を与えます。

当然、車のローンだけでなく、他のローン(消費者金融や教育ローンなど)も影響します

 

審査では、”貸したお金が安定的に返ってくるか?”を見ているので、借り手の収入と支出のバランスは重要視されます

他にも返済しなければならないお金が存在している人と、そうでない人がいた場合、当然、前者に審査が厳しくなることは容易に理解できると思います。

 

住宅ローンの審査項目で、多くの金融機関が重視している項目の一つに”返済負担率“というものがあります

参考コラム:「住宅ローン審査では、どのような項目が重視されますか?

 

車のローンや他のローンは、この“返済負担率”に影響を与えることになり、その数字によっては審査に通らない原因になります。

 

■返済負担率はこのように計算されている

では、返済負担率はどのように計算するのでしょうか?

 

これまでのコラムでも、他のローン(借入)がある場合の借入可能額の計算については触れてきました。

参考コラム:「住宅ローン限度額(借入可能額)を自分で簡単に計算する方法

 

本コラムでは、具体的な返済負担率の計算方法と、実際に借入できる金額について、例を挙げながらお伝えしたいと思います。

 

(事例)

Aさんは年収500万円、30歳の会社員です。

お子様は2人います。

家族での外出も増えたため、1年前に中古のファミリーカーを買いました。

毎月のマイカーローン返済額は3万円です。

車のローン以外の借入はありません。

 

Aさんが家を購入する際に、住宅ローンの毎月返済額の上限はいくらでしょうか?

 

返済負担率は金融機関によって設定が異なりますが、年収500万くらいだと35%と設定しているところが一般的です。

つまり、年間の返済額の上限が、500万×35%=175万以下であれば、形式上、住宅ローンを組むことができます

 

ただし、Aさんはマイカーローンを組んでいるので、その返済分も含めて175万以下に設定しないといけません。

車のローンは、3万円(月)×12ヶ月=36万円(年間)なので、この分は175万から差し引かれます。

結局、Aさんだと、175万円ー36万円=139万円までしか住宅ローンを組むことができなってしまいます

 

車のローンが住宅ローン審査に与える影響は、上記の計算でも分かるように、

借入できる金額(住宅ローンを組める金額)が低くなる」という形で出てきます。

 

したがって、住宅ローンをギリギリの金額まで借りようとしている方が、他にも車のローンなどを組んでいると、その影響が審査結果に出てきます。

金融機関からは、「もう少し借入金額を減らしていただければ貸せるのですが・・・」という審査結果を伝えられることもあります。

■車のローンを抱えている場合の対処方法

では、

・現在車のローンを抱えている方、あるいは

・これから車をローンで購入する予定の方

に関しては、どのように対処していったらよいのでしょうか???

 

これから車を購入する方に関しては、先に紹介した計算ソフト等で、購入する車や家の予算を、あらかじめ決めておくことで対処できます。

せっかく便利なシミュレーションソフトがネット上にあるので、ぜひ活用しましょう。

 

既に車のローンを抱えている方に関しては、いくつか方針があります。

 

まず、これから家を探す方は、マイカーローンの返済負担率も考慮しつつ、購入物件の予算を決めましょう。

ある程度貯蓄のある方で、住宅購入の頭金に影響のない範囲で車のローンを完済できる方は、完済してしまっても構いません。

 

現在、借入金額の減額回答(「○○万まで借入を下げてくれれば貸せますよ」という回答)が来ている方については、まずは金融機関に直接相談することをお勧めします。

 

一括返済すれば、希望金額まで借入ができるのかどうか?というのは、事前に必ず確認するようにしてください。

独断でローンを一括返済してしまってから、「いや、車のローンが問題ではないんです・・・」と金融機関から言われてしまったら、元も子もありません。

 

また、返済負担率の設定が甘めの金融機関を探してみるのも良いでしょう。

ただし、確実に収入がアップすることが見えている状態(育休中の奥様が復帰予定等)あるいは、確実に支出がダウンすることが見えている状態(この際、車をサイズダウンして車のローンを減らす等)でなければ、その後、住宅ローン返済に苦しむことになってしまうかもしれません。

 

いずれにせよ、審査に引っかかってしまうということは、それなりに危険水域にいることを金融機関が教えてくれているわけですから、これを期に家計を見直してみると良いでしょう。

■まとめ

車のローンを含め、他のローンは全て、住宅ローン審査に影響を与えます。

基本は、ローンを組まない・借りない、ということがベストですが、やむを得ない場合もあります。

ローンを組むときは、返済負担率に影響を与えることを考慮しつつ、月々の返済額を計算して借りるように気をつけましょう。

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