消費者金融に借金があると住宅ローン審査に通らないって本当ですか?

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住宅ローン審査に通らない理由は、大きく分けて3つあります。

①借入額が年収に対して大きすぎる場合

②健康状態が悪く団信に加入できない場合

③返済能力が低いと判断された場合(属性や過去の延滞履歴等)

(参考コラム:「住宅ローン審査に通らない(落ちる)3つの理由」)

 

上記①や③に関連して審査に落ちるケースとして多いのが、今回のコラムのテーマ“消費者金融からの借り入れ”です。

メール相談でもよく質問を受けるのがこのケースで、実際にネット等でも「消費者金融に借金があると、住宅ローンは組めません」という記事をよく見かけます

本当のところ、どうなのでしょうか???

 

結論からお伝えすると、「審査結果にかなり悪い影響を与える」というのは確かです。

ただし、必ずしも全員が審査に通らないわけでもありません。

 

本コラムでは、消費者金融に借入があっても審査に通る方法について、解説していきたいと思います。

■消費者金融からの借入が印象を悪くしてしまう理由

 

最近では社会環境自体が、消費者金融での借り入れを容易にしているようにも見えます。

毎日あれだけ多くのCMを目にしていれば、「困ったときには消費者金融から借りよう・・・」と思ってしまう方がいらっしゃるのもうなずけますし、また大手銀行の多くが、グループ会社に消費者金融会社を持っているのも事実です。

そんな環境ではありますが、やはり現実としては、“消費者金融利用者”は住宅ローン審査では厳しく扱われます

 

金融機関はなぜ、消費者金融の利用者を嫌うのでしょうか?

貸し手の視点に立ってみると、その理由も分かるはずです。

 

金融機関が一番恐れているのは、“貸したお金が返ってこないこと”なのです。

金融機関としては住宅ローン返済が焦げ付くのを一番嫌うので、お金が返ってこない可能性が少しでもあると、審査は慎重になってしまいます

消費者金融を利用する方に対する金融機関の見方は、“困ったら安易にお金を借りる人”というのが本音のようです。

もちろん金融機関によっても温度差はありますが、

・消費者金融利用者を審査に通さない金融機関

・借入金額によっては審査に通す方針の金融機関

の2パターンに分かれます。

 

いずれにせよ、良い影響は与えないので、住宅購入を予定しているのなら、消費者金融の利用は慎重になるべきです。

■返済の遅延履歴があるとダメージがさらに大きくなる

消費者金融を利用している場合に、さらに審査結果に悪影響を与えるものがあります。

それは、借金返済の遅延です。

 

過去のコラムでも取り上げましたが、借り入れに対する延滞の履歴は、個人信用情報にしっかりと刻まれています。。。

もし、あなたが消費者金融からお金を借りていて、しかも返済を延滞・滞納している履歴があるとしたら・・・

金融機関の立場になれば、審査結果にかなりダメージが来るのもうなずけますよね。

住宅ローンも借金の一種ですから、「消費者金融の返済を延滞するような人は、住宅ローンの返済も延滞する」と判断されても文句は言えないですよね。。。

携帯電話料金の滞納よりも、むしろ印象が悪くなってしまいます。

 

もし現在、消費者金融から借入れがあるという方は、絶対に返済を滞納しないように気をつけましょう

・返済日をスケジュール帳に書き込む

・スマホ等のアラーム機能を利用する

といった簡単なことからミスを防ぐのをお勧めします。

 

■事前審査前に正直に相談することが大切

では、現在すでに消費者金融に借り入れをしている方が、住宅ローン審査のために準備できることって何なのでしょうか???

・借金を隠し通す方法はあるのかな・・・?

・完済してしまえば審査に通りやすいのかな・・・?

いろんなことが頭に浮かぶと思いますが、ひとつひとつ検証していきましょう。

・借金を隠そうとするのは最悪の選択

まず、住宅ローン審査のときに消費者金融からの借り入れを隠し通すことはできません

審査では必ず個人信用情報を取り寄せて確認するため、

・どの消費者金融から借り入れがあるか?

・いくら借りているのか?

・返済は滞りなく行われているか?

といったことは全て分かります。

 

以前のコラム(「虚偽の申告をした場合、住宅ローン審査に落ちますか?」)でも説明しましたが、消費者金融の借り入れなどを隠して審査を受けた場合、人としての信用も失ってしまうので、当然審査は厳しくなります。

くれぐれも借金を隠そうとはしないようにしましょう。

・焦って返すのも得策ではない

借入れのある方からの質問で一番多いのが、

「住宅ローン審査の前に、完済してしまったほうが良いでしょうか?」

という質問です。

 

完済してしまえば帳消しになるかもしれない・・・という心理は、よく理解できるものですが、残念ながらそうとも言えません

先に述べた個人信用情報には、借金完済後もその履歴が一定期間残ります。

もちろん、完済した事実も掲載されるので、その点は少し評価されたりもします。

ですが、“消費者金融を利用した人”という位置付けは変わらないため、消費者金融利用者に厳しい金融機関では、借り入れ中でも完済後でも、それほど評価は変わりません。

 

また、過去のお客様の中にも、独断で無理に完済したことで住宅購入のための頭金が少なくなった方がいらっしゃいます。

その場合、今度は住宅ローンの借入希望額を大きくせざるを得なくなり、「その金額までは貸せません」と金融機関から断られる可能性も出てきます。

まず、「“完済すれば住宅ローン審査に通りやすい”とは限らない」ということを念頭において、審査の準備をすることが大切です。

・事前審査までに金融機関で正直に話し、相談する

消費者金融からの借金は隠すことができない、完済しても住宅ローンが通る保障もない。

ここまで見てくると、消費者金融利用者が住宅ローンを組むことは、かなり困難で絶望的に見えます。

が、住宅ローンを組めた方は、実際にたくさんいらっしゃいます。

 

審査の準備のコツとして大事なのは、

借金のことを正直に話す

・審査に向けて、借金をどのようにしたら良いか相談する

ということです。

 

借金に関しては、審査を受ければ必ずバレるものなので、正直に話すことが大事です。

そして、どうすれば審査に通る可能性が出てくるのかアドバイスを求めましょう。

完済できるお金が用意できているのであれば、

「完済したほうが審査に通りやすいのなら、その準備もできています」

と伝えたほうが良いでしょう。

 

金融機関ごとに審査基準も異なるので、「うちでは無理ですね」と言われたら次を探せばいいし、逆に「こういう条件なら貸せる可能性が出てきます」という情報を聞ければ、ローンが組める可能性が出てくるかもしれません。

基本的に、金融機関側も「できればうちから借りてほしい」というのが本音なので、正直に伝えアドバイスを求めれば、それなりの回答が帰ってくるでしょう。

 

借金のことを家族に秘密にしている方も結構いらっしゃいますが、その場合も流れは同じです。

間違っても、虚偽の申告をして審査を受けまくったりして、選択肢を自ら狭めてしまわないようにしましょう

■まとめ

消費者金融利用者にとって、住宅ローン審査は厳しいものになります。

借金を隠すことはできないので、金融機関で正直に話しアドバイスを求めましょう。

勘と独断で審査を受けまくって、あちこちで落ちてしまうと状況は悪化してしまいます。注意しましょう。

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